綿矢りさのインストールを読んで 書評

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 書評

 導入

私が読書に目覚めるきっかけになった小説です。

もし、私が芸能人で本を出すとなったら、迷わずこの本をターニングポイントに挙げます。よくも悪くも、人生が一変した小説です。人生に悩むと、この本を読んで、高校生の絶望時代を思い出します。

あの頃よりはマシで、人生何やっても今楽しいと思えるくらいです。

(どんだけ辛かったんだよって感じですね。)

人の話を聞けなくて幼かった、あの頃のことを思い出します。

今でも、人の話を聞けなくて幼いけれど、常識もないですし、まあしょうがないですけれど、後悔してもしょうがないですけれど。

 本の内容

高校生の主人公と、同じマンションに住む小学生が共謀して、チャットを通じて、一攫千金を夢見る話です。

あんまり女子高生が書いたとは思えない作風です。

最後は、ミステリーが好きな、綿矢りささんの、らしさが滲み出てます。

これぞ綿矢りさという感じですね。

ストーリーの構成も完璧ですね。これを感覚で書いていたとインタビューで述べていたので、すごいの一言ですね。

 書評

素晴らしい本です。個人的には、歴史に残る小説の一つと言っても過言ではないくらいです。

 この本を読むと、どんなデビュー作も霞んでしまうようです。個人的にはそのくらい影響を受けています。

私がたまに書く詩の世界観は完全に綿矢さんの影響です。

綿矢さんを超える作家が現れるまで、私が生きているかは不思議ですが、もし生きていたら、その作家を見たいです。そして読みたいです。

最近の綿矢さんは、あんまり好きじゃないです。

なんか、デビュー作と、蹴りたい背中で出し尽くした感があります。どっかの作家も、それを明言しています。思春期にしか書けない作風が必ずあって、その時期にたまたま、書く能力と、タイミングがあった。それが全てです。なんかこんな言い方すると、冷たく感じるかもしれないですけれど、大ファンです。

この世の作家の中で、一番好きです。

インストール (河出文庫)

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  • 作者:綿矢りさ
  • 発売日: 2013/10/04
  • メディア: Kindle版